理事長挨拶

理事長 松香芳三
一般社団法人日本口腔顔面痛学会
理事長 松香芳三

 

 晩秋の候、会員の先生方におかれましては、益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。このたび、日本口腔顔面痛学会の理事長を拝命しました松香芳三です。どうぞ、よろしくお願い致します。
 日本口腔顔面痛学会は、2009年にそれまでの口腔顔面痛学会とJapan Academy of Orofacial Painが合併しました比較的新しい学会ですが、近年、会員数は確実に増加しています。これは、口腔顔面痛に対する治療、研究、教育の重要性を多くの方が認識しているためであると考えられます。痛みは歯科治療の基本でありながら、これまで、積極的な診療、教育はされていませんでした。そのため、痛みを訴える患者を前にして、「原因不明の痛みであり、手が付けられない」と、感じていた歯科医師も多かったと考えます。今後は、痛みを訴える患者に対する積極的な治療が望まれますので、本学会を大いに活用して頂きたいと希望しております。
 痛みの研究は、近年は目覚ましい発展が見られていますが、口腔顔面痛メカニズムの解明、治療法の提案などの最終決着は少し先のようです。口腔顔面痛に関する研究において本学会は世界でもトップレベルであり、日本からの発表は国際学会においても常に注目されています。
 日本口腔顔面痛学会は、歯科医師、医師、医療スタッフ、基礎研究者などで構成され、学際的に発展しているユニークで、アクティブな学会の一つです。このような団体は国際的にも多くはなく、国際的に活動を発信してゆく必要があると考えています。日本口腔顔面痛学会は、常に患者さんの健康と幸福に応えるべく、安全で有益な歯科医療と歯科医学の発展に取り組んでまいります。会員の皆様の更なるご協力をよろしくお願いしたいと希望しております。

 

令和元年11月