第27回日本口腔顔面痛学会学術大会に於ける優秀ポスター賞は下記の演題に決定しました。
優秀ポスター賞を受賞された演題は学術的価値が高く本学会の発展に寄与する優れた内容と認められました。ますますのご活躍を祈念しております。
日本口腔顔面痛学会
理事長 松香 芳三
ポスター賞推薦委員会
委員長 小見山 道
最優秀ポスター賞(基礎部門)
口腔顔面領域の機械痛覚感受性に対する幼少期ストレスの影響
相馬 千紘先生 日本大学歯学部小児歯科学講座
受賞コメント
この度は、第27回日本口腔顔面痛学会学術大会において、最優秀ポスター賞に選定いただき誠にありがとうございます。
本研究においてまだ解明されていないことがありますので、今回の受賞を励みとし、これからより一層の研鑽を重ねて参りたいと考えております。
最後に、ご指導頂きました篠田教授、岩田先生、人見先生ならびに諸先生方へこの場をお借りし感謝申し上げます。
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優秀ポスター賞(基礎部門)
雌における新生児期外傷後のアロディニア長期化に対する三叉神経脊髄路核尾側亜核のPPARγの役割
尾辻 盛先生 日本大学歯学部 生理学講座
受賞コメント
この度は第27回日本口腔顔面痛学会学術大会にて、ポスター賞に選定して頂き誠にありがとうございます。ポスター賞を頂けたのは日本大学歯学部生理学講座の先生方のサポートのお陰でございます。本研究より、雌特有の疼痛メカニズムの存在が示唆されました。
この結果を踏まえて、より一層研究を行っていくことで臨床に貢献していきたいと思います。
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優秀ポスター賞(基礎部門)
三叉神経脊髄路核尾側亜核へ下行性投射する島皮質ニューロンの疼痛行動に対する役割
中谷 有香先生 日本大学歯学部薬理学講座
受賞コメント
この度は口腔顔面痛学会学術大会において、ポスター賞に選定いただき誠にありがとうございます。
本研究の結果、島皮質から三叉神経脊髄路核尾側亜核へ投射するニューロンを選択的に活性化すると口腔顔面領域の痛み感覚を増強することが示唆されました。今後も限られた時間の中で臨床の現場にも関わりながら、口腔顔面痛の治療に貢献できるような研究を目指していきたいと思います。
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最優秀ポスター賞(臨床部門)
睡眠状態が覚醒時ブラキシズムの発現に及ぼす影響
山川 雄一郎先生 日本大学松戸歯学部 クラウンブリッジ補綴学講座
受賞コメント
この度は、第27回口腔顔面痛学会学術大会において、最優秀ポスター賞を頂き喜ばしい限りです。
今回の受賞は御指導いただきました小見山道教授,飯田崇先生,そして共に研究を遂行していただいた先生方の協力があってこそのものであり、この場をお借りして感謝申し上げます。覚醒時ブラキシズムが無意識下にて生じる発現機序はいまだ解明されておりません。発現機序の解明のため、これからも研究に励んで参りたいと思っております。
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優秀ポスター賞(臨床部門)
熱条件刺激によるBMS患者の口唇部および前腕部のconditioned pain modulation効果と不安傾向
田所 壯一朗先生 日本大学口腔内科学講座
受賞コメント
この度は口腔顔面痛学会学術大会において学術大会優秀ポスター賞に選定いただき誠にありがとうございます。
この名誉を頂けたのも日本大学口腔内科学講座の先生方のご協力、ご指導のお陰であります。BMSのメカニズムは未だ解明されていない点が多く、更なる研究が必要と考えます。今回の受賞を励みとして、研究ならびに治療の発展に向けてより一層の研鑽を重ねてまいります。
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優秀ポスター賞(臨床部門)
咬筋の関連痛発生・調節と下行性疼痛抑制系の関連
左合 徹平先生 九州歯科大学 歯科侵襲制御学分野
受賞コメント
この度は学術大会優秀ポスター賞を頂き誠に光栄に存じます。
今回の発表は私が4月まで留学していたAarhus大学で行った研究の一部をまとめたものでした。
今回の受賞を励みとし、口腔顔面痛の研究に一層の研鑽を重ねていく所存です。
最後にご指導いただいたPeter Svensson教授をはじめとするAarhus大学の皆様と、私の留学を後押ししてくださった諸先生方にこの場をお借りして御礼申し上げます。
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優秀ポスター賞(臨床部門)
顎関節症の機能時痛に対する, 最適な開口訓練の強さの検討:ランダム化比較試験
戸邉 昌子先生 東京医科歯科大学 大学院医歯学総合研究科 咬合機能健康科学分野
受賞コメント
この度は第27回学術大会優秀ポスター賞を頂き誠に光栄に存じます。
「痛みが出るぐらい強めの開口訓練をさせた方がいいのではないか」というクリニカルクエッションに対して、一つの答えを出せました。
今回の受賞は、研究遂行のためにご尽力いただいた指導教員と、忙しい診察中にも関わらず、協力していただいた先生方のお陰だと思っております。
顎関節症の痛みがより早く解決できるように、今後も精進していきたいと思います。
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優秀ポスター賞(臨床部門)
難治性突発性口腔顔面痛におけるADHDの併存(83.3%)とADHD治療薬による疼痛の改善
髙橋 香央里先生 東京歯科大学 歯科麻酔学講座
受賞コメント
この度は、学術大会優秀ポスター賞に選出して頂き大変光栄に存じます。
本研究は、難治性突発性口腔顔面痛患者におけるADHDの関連性およびその薬物療法による効果を検討した報告です。本報告が、今後の診療における治療の一助となれば幸いです。口腔顔面痛の診療に少しでも貢献できるよう、今後も精進して参ります。
最後に本研究を遂行するにあたり、ご指導を賜りました笠原先生、一戸教授、福田教授、豊福教授に深く感謝申し上げます。
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