第29回日本口腔顔面痛学会学術大会に於ける優秀ポスター賞は下記の演題に決定しました。
優秀ポスター賞を受賞された演題は学術的価値が高く本学会の発展に寄与する優れた内容と認められました。ますますのご活躍を祈念しております。

日本口腔顔面痛学会
理事長 小見山 道
ポスター賞推薦委員会
委員長 大野 由夏

最優秀ポスター賞(基礎部門)

口腔顔面領域の神経障害性疼痛発症における三叉神経節IFN-γシグナルの関与

小林桃代先生
日本大学歯学部口腔内科学講座

受賞コメント
この度、第29回日本口腔顔面痛学会学術大会において、最優秀ポスター賞の栄誉を賜り、大変光栄なことと存じます。ご審査いただきました選考委員の先生方を始め、学会関係各位の皆様に御礼申し上げます。本研究の成果が、神経障害性疼痛発症機序解明の一端となるよう、更にデータを追加し、精進致します。篠田教授、野間教授、岡田明子教授、林先生、人見先生、岩田先生並びに諸先生方、この場をお借りし深く感謝申し上げます。

優秀ポスター賞(基礎部門)

口腔顔面の神経障害性疼痛発症に対する三叉神経脊髄路核吻側亜核(Vo)の役割

井手唯李加先生
日本大学歯学部補綴第Ⅰ講座、日本大学歯学部生理学講座

受賞コメント
この度は、第29回日本口腔顔面痛学会学術大会において優秀ポスター賞に選定いただき誠に有難うございます。本研究は口腔顔面の神経障害性疼痛発症に対する三叉神経脊髄路核吻側亜核の役割を検討した報告です。今後より一層研鑽を重ね、口腔顔面痛のメカニズム解明の一端を担うことができる様、精進して参ります。最後に、指導くださる岩田先生、人見先生、林先生、篠田先生ならびに諸先生方へ深く感謝申し上げます。

最優秀ポスター賞(臨床部門)

口腔灼熱痛を呈する患者における中枢性感作と味覚閾値に関する横断研究

滝澤慧大先生
日本大学歯学部口腔内科学講座

受賞コメント
この度は第29回日本口腔顔面痛学会学術大会最優秀ポスター賞に選定頂き大変光栄に存じます。BMSと味覚の関係については機序を含め未だ不明なことが多く、本発表を通し新たな課題も見つかりました。口腔顔面痛に苦しむ患者さんの救いの手となれるよう、今後もなお一層の研鑽を重ねて参ります。この場をお借りして、ご指導を賜りました野間昇教授、研究をお手伝いしていただいた諸先生方、そして審査員の先生方に深く感謝申し上げます。

優秀ポスター賞(臨床部門)

舌痛症患者の自律神経機能を瞳孔反応から定量的に評価する

岡安一郎先生
長崎大学大学院医歯薬学総合研究科歯科麻酔学分野

受賞コメント
今回、当院で行っております臨床研究を評価していただき、大変に光栄で、嬉しく思います。患者さん、そして、開設当初より当外来を支えていただきました和気裕之先生、私の後継者となります達 聖月先生をはじめ、多くの方々に感謝申し上げます。この外来がこれからも末永く、口の痛みに苦しむ患者さんの『安心の居場所』となっていくことを願っています。 長崎大学病院「オーラルペイン・リエゾン外来」を、どうぞ宜しくお願い致します。

優秀ポスター賞(臨床部門)

当科における口腔灼熱症候群、三叉神経痛患者の破局的思考および生活障害度の検討

江副祐史先生
東北大学歯学研究科顎顔面口腔再建外科学分野

受賞コメント
この度は、第29回日本口腔顔面痛学会学術大会において、優秀ポスター賞に選定いただき誠にありがとうございます。口腔灼熱症候群あるいは痛覚変調性疼痛全般の治療戦略を再考していくための、予備的検討の位置付けであります。今後さらに研鑽し、臨床に活用できるような検討を重ねて参りたいと存じます。最後にご指導、ご尽力頂いた共同演者の先生、医局の先生方に心より御礼申し上げます。

優秀ポスター賞(臨床部門)

舌の疼痛モデルに対する表面麻酔薬の効果

榊 実加先生
日本大学松戸歯学部解剖学講座

受賞コメント
この度は、第29回日本口腔顔面痛学会学術大会優秀ポスター賞に選定いただき誠にありがとうございます。舌痛症の病因はいまだ解明されておらず患者さんも医師も頭を悩ますことが多々あると思いますが、本賞の受賞を励みに更なる研究の発展に努め、口腔顔面痛学会にも貢献できるよう精進してまいりたいと考えております。最後に、研究にあたり御指導いただいております小見山先生、飯田先生および諸先生方に心より御礼申し上げます。