第21回日本口腔顔面痛学会学術大会に於ける優秀ポスター賞は下記の演題に決定しました。
優秀ポスター賞を受賞された演題は学術的価値が高く本学会の発展に寄与する優れた内容と認められました。ますますのご活躍を祈念しております。

日本口腔顔面痛学会
理事長 佐々木 啓一
ポスター賞推薦委員会
委員長 小見山 道

 

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JB2
三叉神経脊髄路核および上部頸髄投射ニューロンにおける
Extracellular Signalregulated Kinase のリン酸化および
Neurokinin 1 発現

 
〇岡田 真治1,2),斎藤 弘人1,2),片桐 綾乃2),岩田 幸一2)
 日本大学歯学部補綴1講座1),日本大学歯学部生理学講座2)
受賞コメント:

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JB4
咬筋痛に誘発される歯髄痛覚過敏へのアストロサイトの関与
 
〇渡瀬 哲郎1),清水 康平1),篠田 雅路2),古宮 宏記1)
 岩田 幸一2),小木曾 文内1)
 日本大学歯学部歯科保存学第Ⅱ1),日本大学歯学部生理学講座2)

受賞コメント:

美久月瑠宇先生
JB7
舌神経損傷後痛に対する三叉神経節CGRP陽性細胞の表現型変化と神経
‐グリア機能連関の関与

 
〇美久月 瑠宇1,2),片桐 綾乃1,2),豊福 明1),岩田 幸一2)
 東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科全人的医療開発学講座
 歯科心身医学分野1),日本大学歯学部生理学講座2)
受賞コメント:
 この度は、優秀ポスター賞を頂き、大変光栄に存じます。これもひとえに日本大学 歯学部生理学講座 岩田幸一教授、片桐綾乃先生、並びに東京医科歯科大学 大学院 歯科心身医学分野 豊福 明教授のご指導と両研究室の皆様からのご支援,ご指導の賜物であります。この場をお借りして感謝を申し上げます。今後、口腔顔面痛の研究の発展と臨床へのフィードバックに向けて努力し貢献して参りたいと存じます。
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JC16
三叉神経痛に対する Microvascular Decompression における三叉神経 root exit zone Mapping
 
〇北原 功雄,福田 直,白鳥 寛明
 千葉徳洲会病院脳神経外科
受賞コメント:
 この度は、ICOP2016に於いて、演題番号:JC16三叉神経痛に対する Microvascular Decompression における三叉神経 root exit zone Mappingの発表で優秀ポスター賞を頂きましたこと誠に光栄です。
 私と日本口腔顔面痛学会の縁は、2007年松本(金銅教授主催)において特別講演【三叉神経痛】をさせていただいたことに始まります。もしかするとそれ以前に今村佳樹教授、井川雅子先生を始め、多くの歯科医師の先生方から口腔顔面痛について多々ご教授いただいた頃から始まっていたのかもしれません。知れば知るほど顔面痛の奥の深さに驚かされます。現在では日常生活において、私たちの3人に1人は頭部や顔面、あるいは首や肩などの頚部に痛みを感じているといわれています。これら顔面を含めた頭頚部に生じる痛みを総称して「口腔顔面痛」といい、多種多様な症状と原因が存在します。到底特定の科によって診断、治療がなされる疾患ではありません。口腔顔面痛専門医の歯科医師の先生を中心にチーム医療がなされる必然が生まれてきます。口腔顔面痛の中で私が担える分野は、頭蓋内病変、三叉神経痛、片頭痛や脳内出血、頚椎症により生じる顔面痛を確実に診断することです。特に脳神経外科の立場から、顔面痛診断の一歩は、特発性三叉神経痛を確実に診断することが任務であると考えてきました。今回三叉神経痛の臨床研究により、優秀ポスター賞を頂いたことは、他のどんな学会発表における賞より嬉しく思います。またこの10年口腔顔面痛学会を通し、多くの先生方と知り合え、一緒に学ばさせていただいたことが、今回の優秀賞に繋がったと思います。今後更に次の10年、20年を通し、諸先生方のお力添えおお願い致します。私ももっともっと勉強していきます。この度は、誠にありがとうございました。
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JC19
Burning Mouth Syndrome 患者の侵害熱刺激による脳賦活と脳体積の変化
 
〇小橋 龍太郎,篠崎 貴弘,松川 由美子,中谷 有香
 渡邉 広輔,関根 尚彦,佐藤 有華,阿部 郷,今村 佳樹
 日本大学歯学部口腔診断学講座
受賞コメント:
 この度は優秀ポスター賞という栄誉ある賞をいただき、誠にありがとうございました。本研究では、侵害熱刺激によるfunctional MRI脳画像において時間的荷重と脳体積に中心をおいて解析いたしました。Burning Mouth Syndrome患者においては、脳の機能的側面と形態的変化がBMS患者特有の疼痛反応に関与していると考えられます。脳活動の負荷と萎縮の関係性に関しましては、経時的変化を追うことで、今後の課題としていきたいと思います。
 本論文は対象者数も少なく、研究デザインとしては不十分なこともありますが、今回の受賞は御指導いただきました多くの方々、そして共同研究の先生方の協力があってこそのものであり、この場をお借りして感謝いたします。
増田学先生
JC20
咬筋触診時における実験的関連痛の検討
 
〇増田 学,飯田 崇,神山 裕名,西森 秀太,小見山 道
 日本大学松戸歯学部顎口腔機能治療学講座
受賞コメント:
この度は第21回日本口腔顔面痛学会学術大会において、優秀ポスター賞に選出していただき大変光栄に存じております。
 口腔顔面領域において関連痛の発生頻度は高く、口腔顔面領域の痛みに関する検査において関連痛の検査は重要ですが、未だこの領域における関連痛の発生機序は解明されていません。本研究は口腔顔面領域における関連痛の機序の解明を目的として、健常被験者の咬筋における触診時の機械的感受性と関連痛の発現様相について比較検討しました。その結果、健常者においても咬筋の触診により関連痛が誘発されることが示唆され、関連痛の発現は測定部位による有意差はなく機械的感受性には依存しない事が示唆されました。
 最後に本発表にあたり、ご指導をいただいた川良美佐雄教授、小見山道教授、Peter Svensson教授に深く感謝申し上げます。また、研究の遂行にご協力、ご助言を頂きました諸先生方に深く感謝申し上げます。